『職人芸:文で書かれたコミック』
うまいなあ、とうなってしまいます。
文で書いたコミック、という感じです。
といっても、セリフと擬音だけの小説というわけではありません、念のため。
なんというか、コミックの雰囲気をそのまま文章世界で再現しているんですね。
笑えて、どきどきして、ちょっとセンチになって・・・
そうそう、ここが大事なのですが、ちょっぴりエッチな雰囲気がいいんです。ちょっぴりだからいいんです。もろエッチを読みたければフランス書院なんとかを読めばいいわけです。ちょっぴりエッチ、日本語で書くと「淫靡」な雰囲気。女の子のシャンプーの匂い、薄いお化粧の匂いまでが漂ってきそう。
沖田雅は職人です。
ちなみに、この巻、わたしのお気に入りは「赤頭巾ちゃんおおかみさんに食べられる」です。
もちろん、そのほかもおもしろいですよ。
おすすめです。