◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
傘関連の商品をAamazonの通販で探すサイト
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
傘関連の商品をAamazonの通販で探すサイト

千の風になって~新しい日本の抒情歌

『鮫島有美子の素晴らしい歌唱と素敵な曲との出遭い』
ソプラノ歌手鮫島有美子がニュー・ミュージックや歌謡曲の中から歌い継ぎたい名曲を披露しています。普通このような企画は、意図とは別に上手くいかないことが多いのですが、このアルバムは成功していますね。
鮫島有美子はヨーロッパを拠点として活躍しているオペラ歌手ですが、クラシック歌手特有の表現過多の発声ではありませんからとても聴き易い歌となっています。

尾崎亜美「オリビアを聴きながら」、荒井由実「翳りゆく部屋」、谷村新司「いい日旅立ち」、井上陽水「傘がない」、小田和正「言葉にできない」というニュー・ミュージックの名曲を情感たっぷりに感じ良く歌っています。宮川彬良の編曲に助けられている面もあるのでしょうが、プロの歌手は初見の楽譜でも歌いこむことによってジャンルを問わず自分の歌へと消化していくのですね。

谷川俊太郎作詞、武満徹作曲の「死んだ男の残したものは」はシャンソン風に歌われています。感情を込めて重く歌う鮫島有美子の歌からは、長年のキャリアから裏付けられた人生の重みが感じられ、印象に残る曲となりました。

秋川雅史の歌唱で評判になった「千の風になって」がラストに収録されています。私は、秋川雅史より鮫島有美子の淡々とした歌唱の方が好きですね。亡くなった方が自然の中に存在しているという歌詞の持つ意味を考えますと、このようにさらっとした歌い方もまた心に染み入ると思いました。

森進一の「はな」、神野美伽の「手紙」も素敵でした。元歌を知りませんが、鮫島有美子の歌唱は歌詞の持つ意味を的確にとらえ深い表現をもって提示しています。この2曲の良さは聴いて頂かないと分からないと思います。

次へ
戻る
傘関連の商品をAamazonの通販で探すサイト

検索するなら
傘関連の商品をAamazonの通販で探すサイト

TOP

(C)傘関連の商品をAamazonの通販で探すサイト